特殊清掃は、業者によって作業内容も費用も大きく変わります。「全部解体しないと臭いは消えない」と言われても、本当に必要とは限りません。この記事では、見積りの段階で確認したい3つのポイントを、現場の実例とあわせて解説します。
目次
茨城県で特殊清掃業者を選ぶ際の注意点は?
最近、当社に「別の業者に頼んだのに臭いが消えない」「引き渡し後に戻り臭がしてきた」というやり直しのご相談が増えています。原因の多くは、現場の状況を見ずに「クロスを剥がしてオゾンを焚くだけ」といった一律の簡易施工で終わらせてしまっていることにあります。信頼できる業者を見抜くには、以下の3点を確認してください。
① 本当に壁(クロス)の解体が必要か見極めず、安易に張り替えやリフォームを勧めてくる


賃貸の場合、壁紙(クロス)は6年で減価償却を迎えるため、基本的にはご遺族の負担割合は低く抑えられます。例えば床で亡くなられており壁紙に直接の汚れがない場合、現代のビニールクロス(防臭機能付き)であれば、解体しなくても十分に臭いを落とすことが可能です。(※壁にもたれかかって石膏ボードまで汚染されている場合のみ、該当箇所をメーター単位で部分補修します)
しかし現場では、表面の臭気程度であるにもかかわらず「全解体しないと臭いが取れない」と説明され、必要以上の大規模な内装工事を提案されてしまうケースが見受けられます。
本当に必要な施工範囲を見極めるには、感ではなく「臭気測定器」などを用いて原因箇所を数値で特定できる業者を選ぶことが重要です。
② 換気扇の内部を清掃せず、ハエによる「におい戻り」を放置している


浴室やキッチンの換気扇内部には、臭気成分や害虫由来の汚れが残る場合があります。孤独死現場では、ハエの発生状況や換気経路も確認し、必要に応じて換気扇内部の清掃・洗浄・消毒を行うことが重要です。
特に、発見時に換気扇が稼働していた場合は、臭気成分が内部へ吸い込まれている可能性があります。そのため、室内だけでなく換気設備の状態も確認し、必要な処置を行うことで、臭い戻りのリスク低減につながります。
見積り時には、「換気扇内部まで点検・洗浄の対象に含まれるか」「どの範囲まで施工するのか」を確認しておくと安心です。
③ エアコン内部を分解洗浄できず、丸ごと取り外し(交換)を提案してくる


エアコン内部(熱交換器やドレンパン)にも死臭などの臭気成分が付着しますが、本来は専門的な分解洗浄を行えば十分に臭いを落とすことが可能です。 現場によっては、安易に本体を交換しなくても分解洗浄や適切な消臭処置で大幅な改善が期待できます。見積もり時に「交換」を勧められた場合は、交換以外の選択肢(分解洗浄)があるか、その根拠について説明を受けることをおすすめします。
こうした「必要以上の解体」や「過剰な設備交換」を避けるためには、臭気を数値(臭気測定器など)で管理し、原因箇所をピンポイントで判別できる技術力があるかどうかで見分けがつきます。見積り時に「なぜその作業が必要なのか」を数値や客観的なデータで説明できる業者かどうかを、ぜひ確認してみてください。
エアコン内部の分解洗浄については、エアコンクリーニングの専門ページでも詳しく解説しています。
特殊清掃で高額請求されないためにはどうすればいい?
高額請求を避ける最も確実な方法は、下請け丸投げのポータルサイトではなく、完全自社施工の業者に直接依頼することです。業界では近年、格安を謳って集客し実際の作業を下請けに丸投げする「紹介窓口」によるトラブルが問題視されています。
現場の実態を知らない営業担当が電話口で安価な基本料金を提示する一方、マージンを抜かれた下請け側は利益を出すために、現場で「後出しの高額見積もり」を出したり、不十分な消臭のまま作業を切り上げたりするケースが茨城県内でも多発しています。
ある茨城県内の賃貸アパートの事例では、ご遺族が他社に相談したところ「床や壁をコンクリートの骨組みまで広範囲に解体し、フルリフォーム(スケルトン工事)しなければ絶対に死臭は消えない」と言われ、100万円を大きく超える高額請求を提示されたケースもありました。

茨城県の特殊清掃事例|部分解体・解体なしでの原状回復実績
弊社が長年、茨城県内で数多くの特殊清掃を請け負ってきた率直な実績から申し上げますと、よほどのことがない限り、部屋全体を解体してフルリフォーム・リノベーションを行う必要はありません。
体液が直接染み込んだピンポイントの箇所だけを部分的に処理・解体する「部分原状回復」で十分に臭いは消えます。これにより、ご遺族様にかかる費用を最小限に抑え、大家様(オーナー様)とも円満に賃貸契約を終了できているという現実があります。

特殊清掃の最先端技術を茨城県へ
他社が「全解体しなければ臭いが消えない」と説明するのは、消臭技術における技術力の差が主な理由です。



ポータルサイトの料金相場と、当社の目安が違う理由
比較サイトに掲載されている特殊清掃の料金相場より、当社の目安が高く見えることがあります。違いが生まれる主な理由は、清掃の対象となる現場の状態です。
- 汚れの深さ:布団や床の表面の汚れ除去と、体液が床材・床下まで浸透した現場では、必要な作業が大きく異なります。
- 発見までの日数:日数が経つほど、体液の浸透、臭気、害虫の被害が深刻になり、作業日数と費用が増えます。
- 作業の範囲:清掃だけの場合と、遺品整理、床材の撤去、脱臭、臭気測定、原状回復までを含む場合では、総額が変わります。
当社の目安は、孤独死・事故物件など、発見が遅れた現場の実績に基づいています。ご相談の状況が軽度の場合は、現地調査のうえ、必要な作業だけをお見積りします。比較される際は、金額だけでなく、何の作業が含まれているか、臭気の確認方法、追加料金の有無を、見積書でご確認ください。
