今回は神栖市で45歳男性の孤独死現場をご依頼いただいた事例をご紹介します。発見まで約2日で、体液による損傷は軽度でした。特殊清掃・脱臭・遺品整理まで対応し、費用は278,000円、作業期間は3日間でした。
まだ働き盛りとも言える年齢での旅立ちに、ご遺族の悲しみは深いものでした。この記事では、現場の状況から作業内容、費用の内訳、そしてご遺族との対話を通じて私たちが感じたことを、できる限り丁寧にお伝えしたいと思います。同じような状況に直面している方、あるいはご家族の「もしも」に備えたいと考えている方の参考になれば幸いです。
目次
神栖市で特殊清掃をご依頼いただいた故人の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 45歳 男性 |
| ご住所 | 茨城県神栖市 |
| 暮らしぶり | 質素で静かな生活 |
| 死因 | 自然死(事件性なし) |
| 発見までの期間 | 約2日 |
| 発見者 | ご遺族 |
| 体液による損傷 | 吐血によるものが中心、範囲は軽度 |
神栖市の特殊清掃費用|今回の施工料金の内訳
今回のご依頼における費用の目安は、以下の通りです。
| 作業項目 | 内容 | 金額 |
|---|---|---|
| オゾン脱臭 | 1回 | 30,000円 |
| 無光触媒処理 | 1回 | 50,000円 |
| 遺品整理 | 一式 | 60,000円 |
| 人工代 | 18,000円 × 6人日 | 108,000円 |
| 諸経費 | 一式 | 30,000円 |
| 合計 | 作業日数3日間(作業2日+予備1日)・延べ6人工 | 278,000円 |

ご依頼いただいた経緯
ご連絡をくださったのは、亡くなられた男性のご家族でした。数日間連絡が取れないことを心配され、ご自宅を訪ねたところ、ご本人が室内で亡くなっているのを発見されたとのことです。神栖市でご依頼いただいた今回の孤独死現場は、発見まで約2日と比較的早い段階で発見されたため、特殊清掃としては体液による損傷は軽度でした。
警察による検視の結果、死因は事件性のない自然死と判断されました。持病があったとも、なかったとも詳しくは伺っていませんが、日頃から質素で静かな暮らしをされていた方だったそうです。派手な趣味や大量の物に囲まれた生活ではなく、必要なものだけを大切に使う、そんな暮らしぶりがお部屋の様子からも伝わってきました。

神栖市で孤独死が発生した場合の特殊清掃とは
神栖市は茨城県の南東部に位置する市です。住民基本台帳によると2025年1月1日時点の人口は約90,466人で、近年は緩やかな減少傾向が続いており、高齢化も進んでいます。将来推計では2050年にかけて人口がさらに減少し、平均年齢も上昇していく見込みとされています。
また、市内には鉄鋼業・火力発電所・石油化学工場などが立ち並ぶ「鹿島臨海工業地帯」があり、多くの企業と従業員を抱える茨城県内でも有数の工業集積地となっています。こうした背景から、就労を機に単身でこの地に暮らす方も少なくなく、地縁や家族との同居が少ない世帯が一定数存在すると考えられます。人口減少と高齢化が進むなかで、単身世帯への見守りが行き届きにくくなることも、孤独死のリスクを高める一因となっています。▶ 茨城県全域の特殊清掃施工事例・対応エリア一覧はこちら
神栖市で行う特殊清掃とは
特殊清掃とは、孤独死や事故死などにより、ご遺体が長期間発見されなかった住居やお部屋を、専門的な技術と機材を用いて清掃・原状回復する作業のことです。神栖市においても、単身世帯の増加や高齢化を背景に、こうしたご依頼は決して珍しいものではなくなっています。
一般的なハウスクリーニングとは異なり、体液や血液による床材・建材への浸透、それに伴う臭気の発生、さらには感染症のリスクなど、専門知識がなければ対応できない要素が多く含まれます。ご遺族だけで対応しようとすると、精神的な負担はもちろん、健康面でのリスクも伴うため、専門業者への依頼が推奨されます。
神栖市の特殊清掃の作業内容
特殊清掃の作業は、大きく分けて以下のような流れで進められます。
まず現場の状況を確認し、体液の付着範囲や損傷の程度を見極めます。次に、汚れた床材・壁材の除去や洗浄を行い、必要に応じて解体・張り替えといった原状回復作業に移ります。並行して、貴重品や思い出の品を丁寧に仕分ける遺品整理も行われることが一般的です。
作業は一日で終わるとは限らず、部屋の広さや損傷の程度によっては数日にわたることもあります。臭気の残留確認のため、あえて予備日を設けるケースも少なくありません。
神栖市の特殊清掃における感染症対策
ご遺体から発生する体液には、細菌やウイルスが含まれている可能性があり、感染症対策は特殊清掃において欠かせない工程です。作業者は防護服やマスク、手袋などを着用し、直接肌に触れることのないよう徹底した装備で現場に入ります。
清掃の際には、専用のバイオ洗浄剤を用いて汚れの箇所を除菌・分解します。単に見た目をきれいにするだけでなく、目に見えない病原体のリスクを取り除くことが、この作業の本質的な目的です。処置後は、ご遺族やその後の入居者が安心して過ごせる衛生状態を確保します。
神栖市の孤独死現場で必要な消臭作業
孤独死の現場で特に大きな課題となるのが、独特の臭気です。体液や汚物由来の臭いは床材の奥深くまで浸透しやすく、表面を拭き取るだけでは根本的な解決になりません。
そこで用いられるのが、オゾン脱臭や光触媒・無光触媒による処理です。オゾンの酸化作用によって臭いの分子そのものを分解し、無光触媒コーティングによって消臭・抗菌効果を持続させます。臭いは時間が経ってから再び現れることもあるため、施工直後だけでなく、数日後に再確認を行うことも重要な工程です。
神栖市の孤独死現場の状況
具体的には、吐血によるものと見られる痕跡が中心で、床や周辺への損傷範囲も限定的でした。
自分の見落としがないか確認するためにトイレや浴室へ吐血がないか確かめましたがトイレや浴室には吐血のようなものはありませんでした。
なぜ、トイレや浴室の洗面ボウルをチェックするかというと、これまで数多くの現場を経験した中では、亡くなる前に洗面台やトイレへ吐血したような痕跡が残されているケースも少なくありません。
自分は気にしていなくても身体の内部では限界を迎えていた。そんな光景が今回もあるのかどうかをチェックしていました。
見た目の損傷が軽くても、専門的な処置を省略することはできません。神栖市の特殊清掃では、私たちは現場を丁寧に確認しながら、必要な作業範囲を見極めていきました。

神栖市で行った特殊清掃の作業内容
今回行った作業は、大きく分けて以下の内容です。
1. バイオ洗浄
体液が付着した床材やその周辺に対して、専用のバイオ洗浄剤を用いた清掃を実施しました。単に見た目の汚れを落とすだけでなく、感染症のリスクとなり得る悪玉菌や、臭いの原因となる有機物を分解・除去することを目的とした処置です。素手で触れることのできない領域だからこそ、専門的な薬剤と手順が欠かせません。
2. オゾン脱臭
洗浄後、室内に染みついた臭気に対してオゾン脱臭を1回実施しました。オゾンには強い酸化作用があり、空気中の水分と反応しラジカルを生成して臭いの分子そのものを分解して消臭する効果があります。無人の状態で一定時間稼働させ、反応後のオゾンを活性炭で回収分解し、その後十分な換気を行いました。
3. 無光触媒コーティング
さらに、消臭・抗菌効果を持続させるため、無光触媒による処理を1回行いました。一般的な光触媒は紫外線が必要ですが、弊社が使用する無光触媒はナノ粒子で光がなくても効果を発揮するため、日当たりの少ない部屋や収納内部などにも均一に処置ができるのが特徴です。これにより、目先の臭気を取り除くだけでなく、その後の再発防止にもつなげています。
4. 遺品整理
清掃と並行して、ご遺族のご意向を伺いながら特殊清掃と並行して遺品整理も行いました。故人が大切にされていたものと、そうでないものを一つひとつ確認しながら仕分けていく作業は、単なる「片付け」ではありません。ご遺族に代わって、故人の暮らしの痕跡に敬意を持って向き合う時間でもあります。
質素な暮らしをされていた分、お部屋の物量自体は多くありませんでしたが、ご遺族はなにか形見にできるものはないかと懸命に探していました。
ご遺族様の声
作業の合間に、ご遺族の方がぽつりとこうおっしゃったのが、今も心に残っています。
「まさか、親の私たちよりも先に逝ってしまうなんて…ちゃんとご飯を食べていたか常に心配していた」
言葉少なに、それでも深い悲しみと戸惑いがにじむひと言でした。順番が違う、という思いは、遺されたご家族にとって何よりも重く、簡単には整理のつかない感情なのだと思います。
悲しむご遺族様に私は、「見てください、キッチンにあるこんぶ茶やふりかけや調味料はお母様がお子様のことを思って送っていたものではないでしょうか。」
小さな段ボールの中におなじお茶やふりかけが封を開けずに入っています。これはお子さんが小さいころから好きだったから送ってあげていたのではないですか?と尋ねた。
「わかるの?」はい、長年この仕事をしていると家族間のことが遺品をみながら少し垣間見えてきてしまいます。職業病じゃないですけれど、お子さんはお母様が送ってくれたふりかけをお弁当にかけて会社にもっていっていたのではないでしょうか。
近くに置いてあった箸とスプーンのセットをみて親の想いは確かに伝わっていたのだろうと。
神栖市の特殊清掃にかかった日数と作業工程
作業は2日間で完了する計画としましたが、臭気の残留確認のために予備日を1日設け、合計3日間の日程で対応しました。特に脱臭処置は、施工直後には気づきにくい臭いが時間の経過とともに現れることもあるため、こうした確認日を設けることを私たちは大切にしています。ご遺族に「作業が終わったのに、まだ臭いが気になる」という思いをさせないための工夫です。

神栖市で特殊清掃を行う私たちの想い
特殊清掃という仕事は、どうしても「作業」という側面ばかりが注目されがちです。しかし私たちが現場に向かうとき、そこは単なる清掃対象ではなく、誰かが確かに生きていた場所であり、遺されたご家族にとってはかけがえのない大切な人の最後の生活の記憶が残る空間です。
だからこそ、私たちは技術面での丁寧さと同じくらい、ご遺族への接し方や言葉選びにも気を配っています。作業の進捗を細やかにご報告すること、無理に急かさず遺品整理を進めること、そして何よりも「大変でしたね」「よく決断してくださいましたね」と、ご遺族の気持ちに寄り添う姿勢を忘れないこと。それが、私たちの考える「やさしさ」です。

孤独死の現場でお困りの方へ
孤独死は、誰にでも起こり得る現代社会の現実です。今回のケースのように、発見が比較的早く、損傷が軽度であったとしても、そこに残されたご遺族の悲しみの深さは変わりません。
もしご家族やご自身の身に、こうした状況が起きてしまったとき、一人で抱え込まず、専門の業者にご相談いただければと思います。私たちは技術だけでなく、心を込めて、一つひとつの現場に向き合ってまいります。
故人のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
神栖市の特殊清掃でよくある質問
特殊清掃はいくらですか?
費用は、体液の損傷範囲やお部屋の広さ、発見までの期間、遺品整理の有無などによって大きく変わります。損傷が軽度で早期に発見されたケースであれば数十万円程度、損傷が広範囲に及ぶ場合はさらに高額になることもあります。▶神栖市の特殊清掃料金はこちら
即日対応できますか?
状況によっては即日、または翌日からの対応が可能です。特に夏場など気温が上がる時期はウジやハエの繁殖が高まり臭気も近隣へにおってしまいます、できるだけ早い着手をおすすめしています。▶害虫駆除の詳細はこちら
遺品整理もお願いできますか?
はい、清掃作業と合わせて遺品整理も承っております。貴重品や思い出の品を丁寧に仕分けし、ご遺族のご意向を伺いながら進めますので、清掃と遺品整理を別々に依頼する手間がかかりません。▶遺品整理の詳細はこちら
消臭だけ依頼できますか?
消臭のみのご依頼も可能です。すでにご自身やご家族で清掃を終えられた後でも、臭いだけが残ってしまうケースは少なくありません。オゾン脱臭や無光触媒処理など、状況に応じた消臭方法をご提案いたします。▶オゾン脱臭の詳細はこちら
近隣に知られず対応できますか?
できる限り目立たない形での作業を心がけています。無地の車両を使用する、作業時間帯を配慮する、搬出時の梱包を工夫するなど、近隣の方に気づかれにくいよう対応いたします。プライバシーへの配慮についてご不安な点があれば、事前にご相談ください。▶防護服ではない私たちの装備
賃貸物件でも対応してもらえますか?
はい、賃貸物件でも対応可能です。ただし、原状回復の範囲や費用負担については、大家さんや管理会社、火災保険・孤独死保険の適用有無によって扱いが異なります。ご契約内容を確認のうえ、必要であれば管理会社様とのやり取りについてもアドバイスいたします。
警察の現場検証が終わっていないと依頼できませんか?
いいえ、そんなことはありません。現場検証が完了し、ご遺体の搬出が終わってからのご依頼が基本となります。検証中の段階でも、夏場はにおいが近隣へ広がってしまいますので、臭いを抑えるために弊社は鑑識や刑事と一緒にお部屋に入った実績がございます。
作業中、立ち会いは必要ですか?
立ち会いは必須ではありません。鍵をお預かりしての作業や、遺品整理における仕分けの最終確認のみご連絡する形も可能です。ご遺族のご負担が少ない方法をご提案いたします。
支払い方法や保険の利用はできますか?
現金・銀行振込のほか、各種クレジットカードでのお支払い方法に対応しております。また、故人が加入されていた火災保険や孤独死保険が適用される場合もありますので、保険証券をお持ちであれば事前にご相談ください。
見積りだけでもお願いできますか?
もちろん可能です。まずは現場の状況を拝見することがいちばんの確実な方法です。特殊清掃は実際の現場をみて最終の仕上がりまでを考えなくてはなりませんのでお電話よりも現地確認をしたほうが良いです。
