群馬県前橋市での遺品整理事例|「辛くて進まない」ご遺族の悩みに寄り添った個別供養と全体清掃

2016/8/15

葬儀が終わって遺品の処理を自分達で行っていたが、とても何日で終わることではなくただただ日数だけが経って行った。

故人にはお世話になった思いともう少し長生きしてもらいたい思いなどが遺品を見ているだけで蘇ってきてしまい涙が出て時間を過ごすだけになってしまった。
前橋の遺品整理へ向かう車内から撮った看板の写真

この記事の要点

  • ご依頼者様は、はじめはご自身で遺品整理を進めていたが、思い出の品に触れるたびに悲しみがこみ上げ、作業を続けられなくなった。
  • 故人様の死因は糖尿病。ご依頼者様は複数社に見積もりを依頼し、スタッフの人柄と、ホームページの記載内容と実際の対応に相違がなかった点を理由に、当社(ToDo-Company)を選ばれた。
  • 死亡後の手続きは「速やかに」「7日以内」「14日以内」「2年以内」「3年で時効」「5年で時効」など期限が細かく分かれており、契約先や故人の加入状況によって必要な手続きが異なる。
  • 遺品の供養は、倉庫でのまとめての合同供養ではなく、一件ごとの個別供養を行い、終了後に証明書を依頼者様へ送付している。

群馬県前橋市はどんなところか

前橋市は、群馬県の県庁所在地です。かつては「まやはし」と呼ばれ、江戸時代の17世紀半ば、酒井忠清が城主だった頃に「厩橋(うまやばし)」から「前橋」へと表記が改められたと伝えられています。

市内には700基を超える古墳が確認されており、東国でも最古級とされる古墳から、終末期の様式を示す古墳まで、各時代の遺構が残されています。こうした古墳文化を背景に、律令制の時代には上野国(こうずけのくに)の政治的中心地として国府が置かれ、国分寺などの仏教文化も栄えました。

戦国時代には厩橋城をめぐって上杉・武田・北条氏らが争い、江戸時代には酒井氏や松平氏が城主を務めました。一時は洪水による城の被害で100年近く廃城状態が続きましたが、幕末に城が再建され、まもなく明治維新を迎えます。

明治以降は生糸の生産が盛んになり、「糸のまち」として発展。1881年(明治14年)に県庁が置かれたことで、都市としての基盤がさらに整いました。1892年には県内で最初、全国でも41番目に市制を施行しています。太平洋戦争末期の1945年8月には空襲により市街地の8割を焼失する被害を受けましたが、戦後の復興・都市整備を経て、2009年には県内で初めて中核市に移行しました。

参考:前橋市公式サイト

前橋市の遺品整理現場で見たまだ祭壇も片付けられていない状態で遺品整理を使用としてつらくてできなかった様子

ご依頼の経緯 「自分でやってみたけれど、辛くて続けられなかった」

葬儀を終えたご依頼者様は、はじめご自身の手で遺品整理を進めようとされていました。しかし、作業は思うように進まず、ただ日数だけが過ぎていったといいます。

故人様にお世話になった記憶や、「もう少し長く生きていてほしかった」という想いが、遺品を目にするたびに蘇り、気づけば涙で作業の手が止まってしまう。そんな時間を繰り返していたそうです。

「テレビなどを見ていても、そこまで悲しくなることはないだろう」と思いながら遺品整理を始めても、思い出の品が出てくるたびに、故人様がもういないという現実に向き合わされ、胸がいっぱいになってしまう。ご自身だけで最後まで進めることの難しさを痛感されたご依頼者様は、専門業者への依頼を決断されました。

故人様の死因は糖尿病でした。

一戸建てに備わっている大きなキッチンも遺品が載せられている状態

私たちがキッチンを清掃していて思ったのは、「人のために料理を作っていた場所で、自分の為に料理を作る場所に変わってしまった時、作る場所ではなくストックする場所」に変わってしまうのだろうかという思いもわずかながらに感じた。

死亡後に必要な手続き一覧

遺品整理と並行して、ご遺族には数多くの行政手続きが発生します。今回のケースでご案内した内容をもとに、期限別に整理しました。

期限手続きの種類手続き窓口
速やかに電気・ガス・水道の名義変更、新聞・インターネットの名義変更または解約、携帯電話の解約、クレジットカードの解約、その他契約サービス全般各契約先
速やかに健康保険証の返却・変更(高齢受給者証、介護保険被保険者証を含む)市区町村役場、または故人の勤務先
速やかに厚生年金の手続き年金事務所
速やかに国民年金への加入(配偶者が故人の扶養だった場合)住所地の市区町村役場
速やかに国民健康保険への加入(家族が故人の扶養だった場合)住所地の市区町村役場
7日以内死亡届の提出本籍地・死亡地・届出人の住所地いずれかの市区町村役場
7日以内埋火葬許可証交付申請本籍地・死亡地・届出人の住所地いずれかの市区町村役場
10日以内年金受給権者死亡届(基礎年金は14日以内)年金事務所
10日以内加給年金額対象者不該当届(基礎年金は14日以内)年金事務所
14日以内世帯主変更届住所地の市区町村役場
14日以内介護保険・老人医療受給者・特定疾患医療受給者・身体障害受給者・児童手当などの手続き(故人の状況により異なる)市区町村役場など
葬儀から2年以内葬祭費支給申請(国民健康保険等の場合)住所地の市区町村役場
死亡日から2年以内埋葬費支給申請(健康保険の場合)全国健康保険協会または健康保険組合
2年で時効死亡一時金の請求(国民年金のみ加入、要件を満たす場合)住所地の市区町村役場
3年で時効死亡保険金の請求生命保険会社
5年で時効遺族基礎年金・遺族厚生年金の請求住所地の市区町村役場(状況により異なる)
5年で時効寡婦年金の請求(国民年金のみ加入、要件を満たす場合)住所地の市区町村役場

上記は、死亡後・葬儀後に必要となる手続きの一部であり、故人様がどのような制度に加入していたかによって、必要な手続きは異なります。期限や要件についても理解しやすさを優先した記載になっているため、実際の手続きにあたっては、各窓口へ事前にご確認いただくことをおすすめします。

前橋市の遺品整理現場の収納に布団や衣類がきっちりと整頓されている様子

今回の作業内容

収納・キッチン

広いお部屋の収納には、生活に使うものがきちんと分別されて収められていました。毎日の生活に欠かせなかったものも、故人様が亡くなられた後には、使われることのない品になってしまいます。

キッチンは、故人様が使いやすい高さに調整されたつくりでした。引き出しの中にきちんとしまわれているものと、出しっぱなしになっているものとが混在しており、晩年はキッチンをあまり使われなくなっていたのだろうと、残された品々から感じ取ることができました。

作業中、私たちが感じたのは、「人のために料理を作っていた場所」が、いつしか「自分のために料理を作る場所」へと変わり、さらには「作る場所」ではなく「ストックする場所」に変わっていったのではないか、ということでした。

キッチンの収納には料理関係のものしかないだろうという先入観は持たず、重要書類が紛れていることもあるため、一つひとつ中身を確認しながら丁寧に作業を進めました。

キッチンの引き出しにも何か重要なものがしまってあるか慎重に遺品整理を進める様子
前橋市の遺品整理のお見積りに言った時には遺品が載せられたままのキッチンでしたが片付けた後の様子

浴室

高齢者向けの設計で、冷暖房付きの使いやすい浴室でした。今はもう使われることのない浴室の備品にも、故人様がそこで過ごされた、安らぎのひとときがあったのだと思います。

前橋の遺品整理後のクリーニング、左が清掃後、右が清掃前となるが浴室も高齢者用の作りになっていて冷暖房付きの使いやすい浴室だった。

仕分けと供養

思い出の品、新生活に必要なもの、まったく使わないものこれらを一つひとつ分類し、最終的にはご依頼者様に内容をご確認いただきます。これを適当に扱ってしまっては、私たちが目指す「遺品整理人」としての仕事とは言えません。

飾られていたお人形は、供養してから処分するため、供養BOXへと移しました。当社では提携する寺院にて個別に供養を行い、供養が完了した後には証明書をご依頼者様へお送りしています。

近年では、供養する品を倉庫にまとめて保管し、合同で供養する業者も少なくありません。しかし、供養が終わった後にどのように扱われているのかがわからないままでは、ご依頼者様にとって不安が残ってしまうのではないかと、私たちは考えています。

前橋市の遺品整理現場は広いのでひとつずつ確認しながら進めている様子
遺品整理を進めながら部屋の奥にしまってあったお人形は供養してから処分するために別にしてある様子

全体清掃

遺品の分別が終わった後は、当社スタッフによる全体清掃を行い、作業は終了となります。故人様が過ごされた部屋で、使われていたものたちを見送る。そして最後まで清掃を行き届かせることで、「安心して天国でゆっくりしてほしい」というご依頼者様の想いを込め、プロとしてのハウスクリーニングでお部屋を整える。それができたとき、私たちは「良いお手伝いができた」と感じています。

遺品整理後のなにもなくなったお部屋、ハウスクリーニングをしてきれいになった状態

ご依頼者様の声

作業終了後、ご依頼者様に今回のご依頼についてお話を伺いました。

故人様の死因についてお尋ねすると、糖尿病で亡くなられたとのことでした。当社の遺品整理についての感想をお聞きしたところ、「他社と見積もりを比較したが、スタッフの人柄が良かった」との理由で選んでいただいたことがわかりました。

作業がご要望に沿ったものだったかについては、「ここまできれいにしてもらえるとは想像以上だった」との評価をいただきました。当社への追加のご要望については、「特にない、選ぶまでは迷ったが、選んでよかったと思っている」とのお言葉をいただいています。

特に印象的だったのは、他社との比較の中で感じられたという次のお話です。「他社はホームページに書かれている内容と、実際に見積もりに来たときの対応に違いがあった。しかし、遺品整理クリーンサービスは、説明と実際の対応に相違がなく、安心して依頼することができた」とお話しくださいました。

なぜ「自分での遺品整理」が辛くなってしまうのか

遺品整理を始めた当初は、多くの方が「自分たちの手で、故人様との時間を振り返りながら進めたい」と考えます。しかし実際に手を動かしてみると、想像していた以上に精神的な負担が大きいことに気づく方が少なくありません。

理由の一つは、遺品整理という作業が「物の片付け」ではなく、「故人様との記憶と向き合う作業」だからです。衣類、写真、日用品、書類そのひとつひとつに、生前の姿や会話、日常の風景が結びついています。片付けようとするたびに手が止まり、涙があふれてしまうのは、決して特別なことではありません。

また、悲しみの中では冷静な判断がしづらくなり、「残すべきか、手放すべきか」を一つひとつ決めていくこと自体が、大きなエネルギーを要する作業になります。時間だけが過ぎていき、部屋の片付けが進まないままご遺族の負担が積み重なってしまうケースは、私たちが数多くのご依頼をお受けする中でも、よく見られる状況です。

遺品整理業者を選ぶときに確認したいポイント

今回のご依頼者様が業者選びの決め手として挙げてくださったのは、「スタッフの人柄」と「事前の説明と実際の対応に相違がないこと」でした。この2点は、遺品整理業者を選ぶうえで非常に重要な基準になります。

1. 見積もり時の説明と、実際の作業内容が一致しているか

ホームページやパンフレットに書かれている内容と、実際に現地を見た担当者の説明、そして作業当日の対応に食い違いがないかは、信頼できる業者かどうかを見極める重要なポイントです。

2. 遺品の取り扱いが丁寧か

書類が紛れている可能性を踏まえて一つひとつ確認しながら進めているか、思い出の品を仕分ける際にご依頼者様の意向を丁寧に確認しているかなど、作業の進め方そのものに、その会社の姿勢が表れます。

3. 供養の方法が明確か

人形や仏具などを供養する場合、倉庫にまとめて保管し合同で供養する業者と、個別に供養を行い証明書を発行する業者とでは、対応に大きな差があります。供養後の扱いが不透明なままでは、ご依頼者様の不安が解消されません。事前にどのような供養方法を取っているかを確認しておくと安心です。

4. 清掃まで対応してくれるか

遺品の搬出だけで終わる業者と、原状回復を意識した本格的な清掃まで行う業者とでは、作業後の部屋の状態が大きく変わります。今後その部屋をどうするかによっても、清掃の必要性は変わってきます。

前橋市での遺品整理・特殊清掃の対応について

当社は、群馬県前橋市を含む関東一円で、遺品整理・特殊清掃・ハウスクリーニングに対応しています。前橋市は群馬県の県庁所在地であり、中核市として都市機能が整っている一方、旧市街地から郊外の住宅地まで、住まいの形もさまざまです。

一戸建て、集合住宅、賃貸物件など、建物の形態や広さに応じて、必要な作業内容や日数、スタッフの人数は変わってきます。今回の事例のように、高齢のご家族がお一人で長く暮らされていたご自宅では、生活動線に合わせた収納の工夫や、使われなくなっていった空間の存在に気づかされることも少なくありません。

前橋市内であれば、お問い合わせから現地でのお見積もり、作業日の調整まで、比較的スムーズにご案内することが可能です。ご遺族が遠方にお住まいの場合でも、現地確認の日程や作業当日の立ち会いについて、柔軟にご相談いただけます。

当社が大切にしているサービスの考え方

遺品整理と一口に言っても、その内容は多岐にわたります。当社では、以下のような姿勢を大切に、一件一件の作業に向き合っています。

仕分けは「捨てる作業」ではなく「見送る作業」

遺品を分類する作業は、単なる不用品の処分ではありません。ご依頼者様にとって大切な意味を持つかもしれない品物を、決めつけずに一つひとつ丁寧に確認しながら進めることを心がけています。

書類・貴重品の見落としを防ぐ

キッチンの引き出しや収納棚など、一見関係のなさそうな場所に重要書類や貴重品が紛れていることがあります。先入観を持たず、細部まで確認しながら作業を行います。

供養は個別に、誠実に

人形や仏具など、供養が必要な品については、提携寺院での個別供養を行い、完了後には証明書をお送りしています。「どこかでまとめて処分されているのではないか」という不安を、ご依頼者様に感じていただかないようにするための取り組みです。

清掃まで責任を持って

遺品の搬出だけで終わらせず、水回りを含めた本格的な清掃まで行うことで、ご遺族が次の一歩を踏み出しやすい状態にお部屋を整えます。

遺品整理のよくある質問

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自分で遺品整理を始めたものの、途中で辛くなってしまいました。今から業者に依頼することはできますか?

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もちろん可能です。すでに一部を仕分けている状態からでも、残りの作業を専門業者が引き継いで進めることができます。無理に最後までご自身で対応しようとせず、途中からの依頼でも問題ありません。

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死亡後の手続きと遺品整理は、同時に進めても大丈夫ですか?

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問題ありません。死亡後の手続きは期限が細かく定められているものが多く、ご遺族だけで両方を同時に進めるのは大きな負担になります。遺品整理を専門業者に任せることで、行政手続きに集中する時間を確保できます。

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遺品の中に大切な人形や仏具があります。どのように扱ってもらえますか?

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当社では、人形や仏具などお焚き上げが必要な品物について、提携する寺院での個別供養を行っています。倉庫でまとめて合同供養するのではなく、一件ごとに供養を行い、完了後には証明書をご依頼者様へお送りしていますので、安心してお任せいただけます。

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見積もりの説明と、実際の作業内容が違う業者もあると聞きました。どう見分ければよいですか?

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事前の見積もり時に、作業内容や料金の内訳をできるだけ具体的に説明してもらうことが大切です。また、疑問点をその場で質問し、曖昧な回答が返ってくる業者には注意が必要です。今回のご依頼者様も、複数社を比較する中で、説明と実際の対応に相違がない点を評価してくださいました。

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