[char no="16" char="田中 健一"]みなさんこんにちは、いつも記事をSNSでシェアしていただいてありがとうございます。
タイトルの冒頭、孤独死大国という見出しになりましたが、日本ではなかなか報道されない貧困から最後を迎える「餓死」が増えてきています。今回はそれを掘り下げてみなさんにわかりやすくお伝えしていきますので、この記事を読んだ後には餓死への警鐘をしていただくきっかけになると思います。
それでは、目次の後に記事が始まりますのでしばしお付き合いのほどよろしくお願いいたします。[/char]
1-1.日本の貧困率は先進国で最悪レベルに達する
厚生労働省によると、日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の経済大国でありながら、7人に1人が貧困におちいり、母と子のひとり親世帯では半数以上が貧困に苦しむことになる。
貧困といっても衣食住に困る「絶対的貧困」と社会全体の中で見ると相対的に貧困層に属する「相対的貧困」の二つがある。
日本が高くなっている貧困は「相対的貧困」のほうで社会全体で見てしまうとさほど大した問題でもないように感じてしまう。
相対的貧困はピンとこない言い方かもしれないが、いわゆる「格差」と考えればわかりやすいと思います。
なぜ貧困が悪化し、将来的に孤独死大国にあるであろうと思ったのか。
この豊かな国、日本でいろいろと貧困が報道されているが、そこに餓死という報道はされないのが平和ボケしてしまっている日本の良いところばかりを取り上げてしまう習慣なのだろうと思う。
実際に貧困の実態がわかっていない大手の企業や政府(公務員)がいる可能性もある。しかし、いま日本社会が直面している貧困についてかんがえてみませんか。
1-2.貧困から孤独死へつながっていく将来像とは
貧困率という「データ」は、厚生労働省の「国民生活基礎調査」としてネット上で公表されています。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/soshiki/toukei/dl/tp151218-01_1.pdf
平成29年の所得分布調査によると、所得金額階級別世帯数の相対度数分布では、「300万円~400万円未満」が13.8%、「200万円~300万円未満」が13.3%、「100万円~200万円未満」が12.3%と多くなっています。
しかし、それ以外では10%を下回ってしまう数値となっていますが、10%を境に格差が発生しているのではないでしょうか。
1-3.子どもが影響を受ける貧困の”負の連鎖”
両親が抱える問題は多種多様、負の連鎖で貧困が続いていく
学校の給食や修学旅行費などを支払うことができず、就学援助を受けている家庭も近年は増加傾向になっています。
こうした制度を利用しながら徐々に経済安定を目指していければよいのですが、親の収入が伸びない理由もさまざまで、かんたんに解決できないのが現実です。
代表的な貧困の原因
- 親の病気や精神疾患またはわがまま
- ひとり親家庭(離婚・死別)
- 親が非正規労働者、定職に就かないですぐやめる
- 親のギャンブルへの無駄使い借金
親が学歴を必要としない何か特殊な技能(手に職)を持っている場合は別ですが、たいていの場合親の低学歴は貧しさの連鎖を引き起こす要因となっています。
親の学歴が乏しくても「自分の子供には同じ苦労をさせたくない」と勉強に力を入れる親は立派ですが、残念ながら自分の学歴が乏しいと、子供にいったい何をすればよいかもわからずにただ怒ってしまう親が少なくありません。
また、子供に勉強や習い事をさせたくても塾に通う費用を捻出できない家庭も多くなっているため、こどもは親を選べない現実ですべてを受け入れ自分が変わっていく相当な努力をしなくてはなりません。
上記のグラフが示しているように、現代の日本では学校以外の教育費がかなりの割合を占めています。しかし、貧困が原因でこどもの学力に格差が生まれてしまう現実は否めない現実です。
なぜならば、
親が低学歴で、家族がゆとりある生活をすることが出来ていない
子どもが生まれても塾や習い事の費用が捻出できず、子供が進学をあきらめる、将来就きたい仕事の夢をあきらめる、進学先が限られてしまう
こどもも親と同様に収入が高い仕事に就くことができない。夢と希望をもたないまま成人になっても目標を持つことが出来なくなる。
非正規雇用で働き、貧困状態のまま最後は孤独死を覚悟して生きていく。
親は、子どもに対し収入が伸びないフラストレーションをぶつけてしまい、家族関係が悪化し疎遠や核家族化が起きる。
親が低学歴の場合、大学に進学してもヤリサーなどに入りレイプや犯罪を犯すモンスターチルドレンが覚醒する。
こうした虐待や貧困の連鎖を断つためには、貧困層の子供が希望する進学先に進める制度や飽きずに続けられる仕事を指導できる人が親以外で必要です。
2-1.非正規労働者の結婚事情は男女でちがう
いま、この国日本では「一人暮らし」の人が急増している。
ひとり暮らしの人の事を国の統計の言い方で表すと「単身世帯」と呼んでいます。かんたんに言えば同居人がいない世帯のことになります。
総務省の国勢調査によると単身世帯の割合は1970年ころは5.9%だったのが、2010年には13.1%と2倍以上になりました。
単身世帯は今後ますます伸びていく可能性があり、この先にあるのは不安や覚悟になってしまうのではないだろうかと思っています。
予測では、2030年には15.8%になる見通しで、すなわち6人に1人はひとり暮らしとなる時代に達すると言われています。
ひとり暮らしをしている男女には、未婚者や離婚者、死別者といろいろな人がおりますが、近年話題になっているのは、「結婚しない人たち」
2-2.結婚しない理由は
女性に、なぜ結婚しないかを尋ねると「いい人に巡り合わないから」という答えが圧倒的に多いのが現実です。
女性は自分で生活力がついたため、ひとり暮らしができる環境がありしっかりと男性を見定める期間が長くなったこと。
急いで結婚しなくても生活力のある男性を選択できる時代になったことが急いで結婚しなくてもよいという答えになっている
女性の経済力の発展がライフスタイルを変えたことにつながるのではないでしょうか。
そして、問題視されているのは女性が経済力を持った分、一家を養っていかなくても良いという考えを持ってしまったオスでしょう。
非正規労働者ではたらく男性は夢や希望を持っていない男性が少なくありません。それは世の中に対して、女性に対しても「あまえ」として顕著に出てしまっている部分ではないだろうか。
契約や派遣社員という働き方がない時代には、一家を養っていかなければならないという強い使命感をもった男性が大半に存在しましたが、現在では男性がいかに休むか、夢のような楽して金を稼ぐかという風潮が目立っている事。
そして、「昔のようにお見合いを勧めてくれる面倒見のよい上司や親類が周囲にいなくなってしまったこと」
「自分で料理を作らなくてもコンビニにいけばカロリー計算された食べ物が並んでいること」
結婚しなくても不自由することがない時代になってしまったこと。
2-3.結婚しないとこうなるぞではない
単身者世帯が増え続ける一方で、「結婚しないと孤独死」という天と地のような言い方があるが、それはちがう。
昔は、バブル時代があったように寝ていてもお金を稼ぐ時代があって女性もそとにでて働かなくても十分生きていける時代があった。
現代では、結婚しないと孤独死になるという考え方もあるようだが、結婚しても一生暮らしていける保証はどこにもない。
年をとれば人は死ぬ、結婚していてもどちらかが先立てば単身者になる。
今、それぞれが自分のライフスタイルを選択できる時代に突入し、結婚がすべてではなくなったということ。
結婚しても、無計画に子供を産み貧困に陥る場合もあるわけで子孫を残すということは、本当にお互いの利害関係が一致しなければ結婚への勢いはないということ。
それでは、結婚できないではないかという意見も聞こえてきそうな感じがいたしますが、そういうことではなくてアナログからデジタルに変わって稼げるフィールドがもっと広がっているし、稼ぐことに進化しなければならないことが現代に求められる人物像であると言えるのではないでしょうか。
それが、「あまえ」で狩りをしないようになってしまったら人類の減少は比較的妥当となってくる。
一家を支える男性は狩りをして時代が変化してきた、その狩りが生活するものではなく女性を狩るというまちがった若い男性も現在では目立っています。
原始時代、生きるために知恵を出してきた人間がデジタルの時代に知恵がとどこおりになってしまっているのでは女性から結婚しようと思える男性にはならないだろう。
3-1.筆者があつく語ること
年々貧しくなっているように感じる現代で、ジャパンサイコーとはしゃぐ人はおおいのではないか。「大丈夫、なんとかなるから!」という呪文をよく聞くことがあるけれど、残念ながらそうかんたんになんとかならない。
最近ようやく「貧困=孤独死」が認識されるようになってきましたけれど、筆者から言わせてもらえばみんな意識や認識しているだけでまだまだ、ひとごとだ。
「孤独死」ということばはしっているけれど、実際文字だけ知っているだけで自分にいつ「死神の一撃」が下るかは考えたことがないだろう。
貧困には2種類あるということは、おわかりいただいたと思いますがどこからが貧困なのかはあまりわかっていないのが現実ではないでしょうか。
それでは、貧困のラインをどこで引くのか基準を考えましょう。
相対的貧困
可処分所得とは手取り額のことをいいますが、この可処分所得は日本の一世帯あたりどれくらいかというと、最も多いのが270万円~300万円位。
ここが可処分所得の中央値としての値になります。
相対的貧困とは、所得がこの中央値の270万円~300万円の半分以下しかない世帯の事をいいますのでしっかり理解してくださいね。
日本人の場合、年間所得が150万円以下は貧困層となります。すなわち、ネットカフェ難民、ネカフェ住民、準ホームレスなどがこれにあたります。
けっこう、いそうだなぁとおもいましたか?
絶対的貧困
絶対的貧困とは、人間として生きるうえで最低限のお金すら確保できない世帯のことをいいます。
わかりやすくたとえるならば、飢えをしのぐだけで精一杯、かろうじて生きているだけのホームレスたちがわかりやすいたとえでしょうか。
想像していただければ、インドやアフリカなどサバンナで狩りをしている人たちが絶対的貧困となる。
絶対的貧困まで生活が苦しくなってしまうと悲惨は極めの惨状になる。
3-2.相対的貧困が悪化する日本
上記のように日本では原始時代のように絶対的貧困はないだろうと思うが、しかし年収150万円未満の世帯は確実に増加している。
先進国のなかの日本における相対的貧困者の割合は約16%。
およそ6人に1人が貧困か?あれ、2030年・・・
このままでは、いけない。相対的貧困率16%というのはOECD加盟国34か国の中で
4番目・・・
という高い数字。
3-3.なぜ日本は貧困率が高く悪化するのか
男性が稼げなくなったから、以上。
それだけでは、わかりませんよね。
では、なぜ稼げなくなったのか根本的原因
- 国のセーフティーネットが故障
- 政府の対応が自分保身
- 企業が正社員を雇わない、非正規重視
- 賃金アップが少ない
- 圧倒的に派遣労働者の増加
そのような回答が世間では少なくありません。しかし、どれも一理あるのですがなんか違いますよね。
稼げなくなった本当の原因は、「メンタル崩壊」
あらためて、上記の根本的原因を見てみてほしいのですが日本人はなにかに依存することが当たり前のようになっていてとにかく組織やコミュニティを作ろうとする。
自立ということを棚にあげ、頼り切った末にうまくいかなければすべて人のせいにする。
自分が自立し考えることのできる想像力のある日本人であれば根本的原因にはならないだろう。甘えというメンタルが崩壊すれば貧しくなっていくことは当然でしょう。
3-4.時代というルール変更に気づこうとしない
バブルの崩壊、IT革命、IOTや人工知能AIに時代がルールを変更していくように日本人も世界有数の知的人として変化しなければならない。
時代の変化というルールが変更されたならば、それに対応し覚醒しなければ稼げない。
「適正生存」
時代に順応し稼ぐことをしていこう、日本人ならばできるはず。
ところが、古い日本人には順応性がまるでない。頭の切り替えができなくてスマホでゲームはできるのにメールがわからない・・・
時代がアナログからデジタルになった。頭が切り替えられないのに、スマホを持つ。そして古いルールに縛られながらデジタル時代の人間の言うことを否定する。
商品開発、情報企画、制作企画など古いルールを持ち出し、新しい時代の人達の企画はすべて否定、それで食えなくなっても開き直れるのでしょうか。
まじめや勤勉はもう求められていない時代かもしれません。
今の現代(デジタル)の人がスクープをもってしても、デスクの古い(アナログ)の人が却下する、そして強行して世間にだしたら大ヒットする。
そのような商品もないわけではない。
順法精神、年功序列もけっこうですが、あたらしいルールから目を背けていたら脳が貧困している。現代の流れにそって昔を押したらサムイことになりかねない。
3-5.古いまちがった考え方がどうなった
伝統などは古くても古い方がよい。
先進国がメンタル崩壊した結果は、いったいどうなったのか?
結果:グローバル競争に負けた。
なぜ、置いて行かれた・・・?
日本を追い越した中国は、歩いているときも休まずいかなるときも本などを読み勉強していた。
いつか世界のトップになる為に、知識をつける努力をし続けてきた。
現代の日本との違いは、「頑張ったから仕方ないじゃん」で終わるパターン。
抜いて行った国は、結果に対しても頑張ったのにどうして?(分析・反省)を繰り返しマジメに結果に取り組んできたからであろう。
貧困問題を解決するためには、かんたんな方法がある。
それは、男性が稼ぐことにどん欲になればよいだけだ。ただし、稼ぐためにはメンタルの改善が必要になる。
4-1.貧困がすすんだ日本の行く末
このまま日本が進んでいけば、異性に対して期待もなくなり、結婚に対する意欲もわかないことになる。
男性に頼って暮らせるのであれば本来それが一番良い。一生を働いて過ごせる体のつくりは女性よりも男性が適しているようにできているのだから。
しかし、女性が一生できる仕事も多種多様にある。
貧困が進み、仕事も長続きしない、収入も高くない、さいごにたどりついてしまう地点は、「餓死」だ。
餓死は伏せられる傾向にあるが、実際には多くの餓死が起きている。若い男性であればパック麦茶などを節約に飲んでいるひとたちが、夏場に就寝するさいに起きる脱水症状による孤独死。
貧困の末、光熱費も工面できないまま家賃だけは支払っている状況で、食事も1日パンだけ、水分はパック麦茶だけという生活をしていれば、寝ている間に熱中症になり発見されないまま孤独死へとなってしまう。
女性であれば、労働時間のストレス、社会的人間関係のストレスなどによる、やせていても栄養失調になっているケース。
過度なダイエット、プロテインなどに依存した体は立ちくらみなどを起こし、食欲もなくなってしまう、体の危険サインに気づかないまま意識を失いだれにも気づかれないまま亡くなってしまう餓死。
みなさんはおそらくこの日本で本当に餓死なんてあるの?と思うかもしれませんが餓死の多い国などとして世界に有名になりたい政府なんておりませんよね。
むしろ、たてまえを大切にする日本では隠された現実にすぎません。餓死があるそこには働くことに順応できなくなった人や覚悟を決めた人などそれぞれの理由があるわけで、悲しいのは政府や他人ではなく家族だということ。
近年では、自分の死に方を選べるようになってきましたが、病院で点滴を腕にブスブス打たれて紫色になるまで変色し延命されるよりも自宅で死にたい傾向が強くなっています。
筆者も、延命治療の場面を経験したことがありますが、延命されている本人もつらいし、見ているほうも本当につらい現実です。
在宅医療制度の充実で、自宅を望みさいごを迎える自宅死で死亡診断書をだしてもらえることになれば、将来孤独死大国になったとしても不安が少し改善されるのではないでしょうか。
まとめ
孤独死大国、日本というのは少々良いフレーズとはいいがたいかもしれませんが、当社が考えた「自宅死」という言葉であれば海外からみても安心して自宅で最期を迎えられる国となれるかもしれません。
決して孤独死が悪い死に方というわけでもありませんし、むしろ自宅で死ぬことができるのならそれを望むひともすくなくありませんので、そうなった時に早期発見をできる社会体制を考えていくべきと思います。
「孤独死」という言葉に対し、当たり前になっているひとも大勢いらっしゃるかとは思いますが、はいはい孤独死とあたり前に捉えることのないように考えていただきたいと思っています。