ここでは、ご遺族による遺品整理と業者による遺品整理の違いを分かりやすくご説明します。
ご遺族による遺品整理と業者による遺品整理の違い
遺族による遺品整理
- 作業には人手が必要になる
- 暑い時期には熱中症のリスクがある
- 腰への負担を軽減するため、腰用ベルトが必要になる
- 遺品を「残すもの」「処分するもの」に分別する
- 死亡後の各種手続きに必要な書類を探す
- 貴重品や権利書、契約書などの重要書類を探す
- 会社やケーブルテレビ、NTTモデムなどの貸与品を返却する
- 可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみ・リサイクル家電に分類する
- 乾電池やライターなどの不燃物を適切に分別する
- ごみ袋を一度に集積所へ出すことができない場合がある
- 粗大ごみの収集を予約し、指定場所まで自分で搬出する
- 思い出の品を見つけることがある
- 薬品類(注射針や医療機器など)を病院へ返却する
- 作業のために何度も部屋へ通う必要がある
- 近隣住民や大家へ退去および明け渡しの連絡を行う
- 明け渡しができるように退去後のクリーニングを実施する
- 解体が必要な設備や、エアコン・給湯器などの取り外しを行う
業者による遺品整理
- スタッフの準備が整っている
- 作業スタッフの健康管理が行き届いている
- 荷物の運搬に慣れている
- 適切な分別方法を把握している
- 遺族は死亡後の手続きに専念できる
- 貴重品や権利書の捜索が可能
- どの物品が貸与品かを把握している
- 分別作業は業者が行うため、遺族が対応する必要はない
- 処理が困難な物品も処理を依頼できる
- どれだけ量が多くても一度で搬出可能
- スタッフが運搬を行うため、遺族の負担はない
- 判断が難しい物品は別途仕分けされている
- 病院への返却も業者で対応可能
- 1回または2回の訪問で作業が完了する
- 納期や予定に合わせて柔軟に対応可能
- ハウスクリーニングを実施し、物件を返却できる状態にする
- 解体や設備の取り外しにも対応可能

遺品整理にかかるのは「時間」と「労力」
遺品整理で負担になるのが「時間」と「労力」です。
親族だけで作業を進めようとする場合、「処分すべきか、残すべきか」の判断に迷う品物も多く、なかなか思うように作業が進まないのが現実です。特に、依頼者以外の親族が「残しておきたかった」と思っていた品を、他の親族が誤って処分してしまうと、思わぬトラブルに発展することもあります。
また、分別作業のスピードも、専門業者とは異なり、どうしても遅れがちです。当初は複数人で作業にあたっていても、日数が経つにつれて手伝う人が減り、最終的には一人で対応せざるを得なくなるケースも少なくありません。
そのため、遺品整理は「一人で行うものではない」と考え、協力者の確保が必要です。また、状況に応じて行政支援や業者の手助けを受けることも検討しておいていいでしょう。
日中に数時間ずつ作業を行う場合は比較的問題ありませんが、近隣に夜勤勤務の方がいらっしゃる場合、作業音が迷惑と感じられる可能性もあります。また、夜間に作業をしていると、不審者と誤解されることもあるため、注意が必要です。
こうしたリスクを避けるためにも、あらかじめ近隣の方に作業の趣旨を説明し、理解を得ておくことや、なるべく短時間で効率的に作業を終えるための工夫が大切です。
遺品整理は、ただ物を片付ける作業ではなく、心を整える大切な時間でもあります。周囲との関係にも配慮しながら、無理のない体制で進めていくことをおすすめします。

遺品整理を業者に任せるメリット
遺品整理を専門業者に依頼することで得られる最大の利点は、「労力と時間の大幅な節約」です。
事前に残しておきたい品物や形見の品などを業者に伝えておけば、作業完了時にそれらをしっかり確認することができます。そのため、親族間での「勝手に処分された」といったトラブルを未然に防ぐことができるのも、大きな安心材料です。
また、地域住民との関係にも配慮した対応が可能です。たとえば、遺品を大量にまとめてゴミ集積所へ出してしまい、近隣から苦情が寄せられるといった事態も、業者であれば適切に回避できます。
さらに、作業中に思い出の品が出てきた際、ご遺族自身が感情的になって作業の手が止まってしまうといった場面も少なくなります。精神的な負担が軽減される点も、専門業者へ依頼する大きなメリットのひとつです。
加えて、親族だけでは人手が足りないという場合にも、業者であれば必要な人員を確保できるため、ご遺族の方々は死亡届や相続関連の手続きといった事務的な対応に専念することができます。
このように、専門業者への依頼は、作業の効率化だけでなく、心身の負担軽減や人間関係のトラブル回避にもつながります。ご遺族の状況や規模に応じて、無理のない選択肢としてご検討いただくこともおすすめいたします。