誰もがパソコンやスマートホンなどで情報が手に入る時代になって、文字だけがかんたんに送れることで、本人の表情を見なくても文字で伝達ができてしまう。しかし、弱みを見せたくない人もいて死に際を見せられない人もいる。娘が父親の心配をして文字でやり取りした結果、ひとりお部屋で亡くなった人の最後の返信が「元気だ、大丈夫」という返信だった。 その3週間後、娘の父親は夕食の支度をしている最中であろう様子で近所ではなく訪ねてきた娘に発見された。死亡推定日は文字でやり取りした翌日だった。 「長期間発見されずに亡くなっている注 ...