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孤独死の特殊清掃について

孤独死の現場。臭い(におい)・腐敗臭の除去・消臭について|特殊清掃業者が解説

孤独死のケースでは、腐敗によって発生した強いにおいが壁紙にまで染み込んでしまうことがあります。特にビニールクロスや紙製の壁紙は、表面だけでなく裏地や接着面ににおい成分が吸着・浸透するため、通常の清掃では除去が困難です。

ここでは、特殊清掃の現場で発生するにおいの原因から除去方法、臭気測定による確認まで、25年以上の実績を持つ専門業者が詳しく解説します。

特殊清掃 臭いの正体とは

特殊清掃の現場で発生するにおいには、主に3つの種類があります。

死臭(腐敗臭)

遺体が腐敗する過程で発生する強烈なにおいです。カダベリンやプトレシン、アンモニア、硫化水素といった化学物質が原因で、マスク程度ではまったく防げません。嗅いだ瞬間に頭が痛くなるような感覚に襲われます。

体液・血液によるにおい

遺体から漏れ出た体液や血液は時間とともに臭いを放ちます。また、床や畳に染み込むので、見た目がきれいになっても、においだけが残り続けることがあります。

複合臭(ごみ・カビ・生活汚れ)

長期間ごみが放置されたり、カビ、腐った食べ物、ペットの排泄物などが放置されると、さまざまなにおいが混ざり合います。市販の消臭剤ではまったく効果がありません。

特殊清掃|臭気が取れない理由

一般的な消臭では対応できない

市販のスプレーでは、空気中のにおいを一時的にごまかすだけ。においの原因物質はしぶとく残り続けます。

壁・床・家具への浸透

腐敗臭や体液のにおいは、想像以上に深く素材の中に入り込みます。表面を拭いても「まだにおう」のはそのためです。特に畳やクッションフロア、古い木の床は吸収力が高く、床を剥がして下地から交換が必要になることも。

実際に当社でも、特殊清掃において下地から交換のケースもよくあります。

壁紙ににおいがつく原因

  • 腐敗成分(アンモニア・硫化水素など)が壁紙表面や下地に付着
  • 湿度や温度により、においの粒子が壁紙の繊維・接着剤に浸透
  • 時間経過で、においが素材そのものに固定化

このような事情から、臭い・腐敗臭の除去・消臭は専門業者に依頼することをおすすめします。

特殊清掃|当社の臭気対策の流れ

①現場調査とにおいの原因特定

まず、においの強さと発生源をプロが確認します。強烈な死臭がある場合は、数日かけてオゾン脱臭が必要になることもあります。

②汚れの除去と清掃

  • 血液や体液が染みた床材・家具・カーペットを撤去
  • 洗浄・消毒・除菌を徹底実施
  • 必要に応じて壁紙や床板を剥がす

③壁紙のにおい除去

軽度の場合 専用の分解型消臭剤を壁紙表面に噴霧し、反応後に拭き取る作業を複数回行います。

中度以上の場合 壁紙に染み込んだにおいを分解する薬剤を段階的に塗布・反応・拭き取りします。

重度の場合 壁紙を剥がし、下地ボードの洗浄・消毒・におい除去処理を実施。その後、新しいクロスを貼り直します。

仕上げ 室内全体にオゾンを行き渡らせ、壁面に残る微量なにおいを分解・無臭化します。

「臭気測定器」で確実な消臭を

当社では、臭気測定器を使ってにおいを数値化することで、客観的に「におい」がなくなったことを判断して、作業を完了します。

測定のタイミング

  1. 作業前:においの強さを把握し、作業計画を立案
  2. 中間確認:脱臭効果を段階的に確認
  3. 作業完了後:環境基準(10〜20ppm以下)に達しているか最終確認
特殊清掃の現場の臭気分析
経時的に計測します

においの「見える化」で安心を

作業前後の臭気を測定し、データをパソコンに保存・管理します。これにより、ご遺族・大家様・管理会社など、すべての関係者が客観的に確認できます。

臭気測定器で客観的なデータを得ます

なぜ臭気測定が必要なのか

「においが取れたかどうか」を人の鼻の感覚だけで判断しても、嗅覚には個人差があるため、客観的な判断お伝えすることが難しいです。そのため、当社では臭気測定を行います。

他業者で消臭できなかった場合もご相談ください

「他の業者に頼んだけど、においが残っている」「しばらくしたら、またにおいが出てきた」——そんなご相談を多くいただきます。

よくある失敗の原因

  • 壁紙の洗浄・拭き取り作業が不十分
  • クロスを剥がしただけで、下地の脱臭処理をしていない
  • オゾン脱臭だけで済ませている

オゾン脱臭機は空間の消臭には有効ですが、壁紙や下地に残ったにおい成分を分解することはできません。薬剤による表面・内部の処理が不可欠です。

自社開発の専用薬剤で確実な消臭を実現します

第三者機関で薬剤を検証済み
第三者機関で特殊清掃の薬剤を検証済み

弊社では、22年以上の特殊清掃の実績と研究から、独自の専用薬液を開発しました。

この薬液は、においを「ごまかす」のではなく、腐敗臭の原因成分に化学的に反応し、分解・無臭化します。第三者機関での検証も済んでおり、再発のない確実な脱臭処理を実現しています。

費用と日数の目安

当社の費用と日数の目安は以下となります。

項目費用目安(税込)所要時間の目安
オゾン脱臭作業30,000円〜80,000円6時間〜3日間
臭源の除去・床解体50,000円〜150,000円半日〜1日
消毒・除菌作業20,000円〜50,000円数時間〜半日

※においの強さや部屋の広さによって変動します。正確な金額は現地見積もりにてご確認ください。

よくある質問

Q. 完全ににおいは消せますか? 

A. 適切に処理すれば、ほとんどのケースで無臭化が可能です。床の奥まで染みている場合は、一部解体やリフォームが必要になることもあります。

Q. 消臭作業だけお願いできますか? 

A. 対応可能ですが、においの元が残っていると再発の可能性があるため、清掃とセットでの実施をおすすめします。

Q. 消臭後、部屋は貸せる状態になりますか?

A. 原状回復や簡易リフォームにも対応しておりますので、再び住める状態に戻すことが可能です。

ご遺族と大家様が納得して契約を終えられるように

特殊清掃は、ご遺族にとっても物件管理者にとっても、精神的・実務的に大きな負担がかかります。

私たちは22年間、数多くの現場に携わる中で、双方が納得してお部屋の契約を円満に終了できるよう、確実な清掃・脱臭と誠実な対応を心がけてきました。

においの問題でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

  • この記事を書いた人

増田 裕次

遺品整理・特殊清掃の専門家として25年間業務に従事(遺品整理人®︎ 商標登録:第5967866号)
2000年に遺品整理・孤独死の特殊清掃専門の遺品整理クリーンサービスを創業、2010年に株式会社ToDo-Company として法人化し専門チームの孤独死清掃本部を設立、遺品整理人を育成している。 受賞歴:銀賞 2018 NEW YORK FESTIVAL LONELY DEATHS (孤独な死) ザ・ノンフィクション「孤独死の向こう側 ~27歳の遺品整理人~」 2025年、遺品整理人ドラマ 終幕のロンド監修

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