トイレや浴室の死臭はどうする?

2022年7月5日

浴槽死亡

トイレの死臭はどうしたらとりきれるのでしょうか?この記事ではトイレをキレイにしても死臭が消えない理由について詳しく解説いたします。

・浴槽を洗ったけど臭いが落ちていない・・・

・トイレをキレイにしたけど死臭が落ちていない・・・

・遺体を搬出する際に水を流してしまった・・・

トイレでの死亡

トイレに死臭が残るしくみ

臭いが残る仕組み

浴槽で浸かりながら亡くなった場合やトイレで座ったまま亡くなった場合には体液が溜まってしまいます。浴槽から遺体を搬出する際には警察の方が栓を抜き遺体を取り上げる作業を行います。その時に配管に体液が流れて、流れきれなかった体液は配管にこびりついてしまったりして配管を伝って近所などに臭いが拡散されてしまいます。

トイレなども同じように便器に座ったままの状態で体液が便器に溜まっていて流した場合には配管内に体液がついてしまうことがあります。鮮血はサラサラの状態ですが、体液や血液はドロドロの状態になっていてハチミツのような感じです。それがゆっくり配管内をつたって固まってしまうと臭いを配管内で放ってしまいます。

そして、便器に座ったままの状態で亡くなっていると便器をつたって便器と床の隙間に体液が流れ込んでしまったりして、長期間過ぎてしまうと便器が置いてある床が腐ってしまうこともございます。

特殊清掃をするまえのポイント

入念な消毒

特殊清掃をする前にどうしても発生している臭いで近隣に迷惑を掛けてしまっている場合がございます。そのような場合には一定時間臭いが発生してしまうことを近隣に伝え洗濯物などに臭いが付かないように配慮することが必要になります。

孤独死しているのを発見したら窓は開けないようにすることで近隣とのトラブルにならないようにします。

部屋の中に入るときは入念に消毒をおこない、一定時間消毒液とウイルスが反応してから入室するようにします。

浴槽での死亡原因

浴槽内

これまで多くの孤独死と言われる現場を見てきて多く感じる死亡原因は、

  • ヒートショックにより浴槽で失神して溺れてしまう
  • 浴槽内での自死
  • 硫酸化水素または練炭による自死

浴室はドアを閉めて内側からカギを閉めてしまえば密室になってしまいます。浴槽内で死亡しても外からは発見できないことにより長期間の腐敗が考えられてしまいます。

トイレでの死亡原因

トイレ内

トイレでの死亡原因で多く感じるのは、

  • 体調不良によって嘔吐したまま倒れている
  • いきんだ瞬間などによって血管が破裂して死亡
  • 排尿・排便を済ませた後の発作

などが考えられますが、体調不良は事前に吐血などが壁紙についていたりするので事前から体調がすぐれなかったことがうかがえます。

トイレの死臭を取るために

浴槽や便器などに血液が固まってこびりついてしまうと「スポンジ」でこすってもそう簡単には落とせません。血液の塊は厚く柔らかくしてからバイオクリーナーなどの洗剤を使って洗浄します。

浴槽ではシャワーなどでお湯が使えると思いますので水よりもお湯で溶かしながら洗浄するほうが落としやすいかもしれません。

トイレでは塊や床などに付着した皮膚片などをヘラ(皮スキ)などを使用しながら削っていきます。

ただし、精神的に非常にきつい作業になりますのであまり一般の方がやれる作業ではないような気がしています。

死臭が取れていないとトラブルになる

上物(浴槽やトイレの便器)をキレイにしても死臭が上がってしまうと部屋に充満して元に戻ってしまいます。賃貸物件であれば臭いで次の借主に住んでもらえないことも現実的に起きています。

大家さんとしては当然に臭いまできちんととってくれるようでなければ契約終了とは言えず、途中で投げ出してしまったりそのままにしてしまうようであれば原状回復に伴って遺族が訴えられてしまうこともございます。

そのようなトラブルに遭わないためにもしっかりとしたトイレなどの死臭を取り切る業者の選定が必要になります。

洗浄した体液はどこに流れる

洗剤などで体液などを洗浄するれば当然に流れていく場所があります。「配管」に流れていきますが先に申し上げたように配管に流れた体液などが十分なすすぎをせずに配管内で固まってしまった場合には乾燥した際に配管内に臭いを充満させてしまうことになります。

そのために、浴槽やトイレなどの洗浄が終わった後に「配管洗浄」をおこなわなくてはなりません。それを怠ってしまうと配管をつたって近隣へ臭いが上がってしまうことになります。

配管洗浄はエンジンで発動する高圧のホースで外のマスから配管全体を清掃する機械です。下水につながる最下流からホースを突っ込み浴槽またはトイレの配管の真下まで高圧で洗浄して最下流に流してくる技術です。

そうすることで配管内に流れてしまった体液も高圧できれいに洗浄できるため臭いが配管内に残ることはありません。

死臭を取り切るには排水管洗浄

浴槽やトイレなどで亡くなって臭いが発生している場合には臭いを確実に根本から取り切るために排水管洗浄までをおこなわないと解決には至りません。

錠剤や排水管クリーナーなどを撒く業者もございますが十分なすすぎをしなければ排水管を痛めてしまって余計なトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

浴槽、トイレの下には排水管がありますので体液が流れてしまった場合には排水管までしっかりと洗浄することをおすすめいたします。

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増田 祐次

2000年に遺品整理・孤独死の特殊清掃専門の遺品整理クリーンサービスを創業、2010年に株式会社ToDo-Company として法人化し専門チームの孤独死清掃本部を設立、遺品整理人を育成している。「遺品整理人®︎商標登録:第5967866号」 受賞歴:銀賞 2018 NEW YORK FESTIVAL LONELY DEATHS (孤独な死) ザ・ノンフィクション「孤独死の向こう側 ~27歳の遺品整理人~」視聴率歴代7位

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